お仏壇のお花キャンセルになった理由は!

私は、お花を受け取る方を元気にするお花がビビッと分かってしまうので、メールのやりとりで、デザインがこれだと決まってしまいます。

初めて、お花通訳ができないご注文がありました。トホホでした。

お客様の友達の仏花のご注文でした。
FBなどやってないアナログで、ブログもみれないので、間にはいってのご注文をいただきました。

お客様の友達は、お寺の出身なので、造花を飾ることに抵抗があります。
お仏壇もないのですが、お母さんの好きなお花を飾りながら、偲ぶコーナーをつくり、サイズや写真などもおくってもらいました。

造花がダメだったので、枯れない不思議なお花・ブリザーブドフラワーでのご注文でした。

薄い紫や白い花が好きで、小ぶりが良いとの事だったので、写真から、飾りたいお花のイメージをいただき、バラをつかいました。

菊の花は、濃い紫で、とっても大きいのと、白の菊の花も大きいです。
小さな小菊は、色がはいっていて、お客様の友達が飾りたいお母さんの好きなお花とイメージが違うような気がしてならなかったのです。

お客様が、普通に菊がよいのではと、ご意見もいただきました。

あえて、私は、やはりもやもやしいていたので、菊でなくバラを選びました。

三越に出展したときに、お寺の方、お坊さんが、バラのブリザーブドフラワーをたくさん購入していただいているので、バラがいけないという気持ちがなかったのです。

プリザーブドーフラワーは、とげなどないから、大丈夫と・・・。
お寺の方が言って購入されてました。

しかも、飾ったその日から枯れる生花を飾るよりは、いつも華やかで、気持ちよくきれいに飾れる手作りのお花なので、問題なしと、お坊さんもおっしゃってましたので、どんどんひろめてほしいと、勇気もいただきました。

なので、あえて、バラをつかい、お客様の友達のお母様の好きな色に近い色を選びました。

丁寧に、開花をして、お花に息を吹きかけて、生きているように(^^♪

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でも、そのお客様の友達に届く前に・・・・

間の入ったお客様の考えがありまして・・・。

バラは、仏花でダメとききました。
お友達は、由緒あるお寺のお嬢さんなので、この仏花は、飾れないと思います。

ということで、今回は、やはり、ダメだと思うので、キャンセルさせてもらいますと・・・。

でも、そのお客様もとってもよい方なので、我が家は、お寺など関係ないので、我が家で飾りますと、その仏花を購入。
私は、在庫も抱えることがなかったのですが・・・・。どちらにも力になれなくて、反省しました。

ある日、そのお友達が遊びに来られた時に、この仏花をみて、こんなに素敵なら、問題なし、と喜んで、お母さんの偲ぶコーナーに飾っていただいておりますと、メールがきました。

本物のように、ブリザーブドフラワーをきちんと、丁寧に開花しているので、まるで生きているようですとよくご感想いただきます。

お寺の方なら、なおさらわかってくれる、あなたの想いを閉じ込めたお仏壇のお花だと、伝わると思いお花通訳しながら、制作したお花でした。

でも、今回のように、間にはいった人の想いが入ってしまうと、私には、お花通訳できないと実感しました。

そのうれしかった~私のお花通訳が伝わったメールです。

おはようございます! 先日はいろいろとお世話になりました。 先日作っていただいた仏花をお寺のお嬢さんの本人が見てこんなに綺麗だったら問題ないわ~と言って引き取って行きました。私の取り越し苦労だったようで、大変ご迷惑おかけしました。送料も差し引いて下さって申し訳ないと思ってます。 コミュニケーション取りにくい人の間に入ってしまい、私の配慮も足りず、ご迷惑おかけしました。これに懲りず今後もよろしくお願いします。

これからは、お花通訳は、きちんと本人と直接、やりとりしなくては、ダメだと実感しました。

間にはいっていただいたお客様に、ご迷惑かけてしまい、私一言、夜遅くでもよければ、電話させてくださいと、なぜいわなかったと反省してます。

伝えたい、あなたの想いをいれたお花・心を込めて制作すれば、伝わると、自信にもつながりました。

これからも、心を込めて一人の人の想いを、お花通訳がんばりたいです。

お花を受け取る方を元気にするお花がビビッと分かってしまう、私の使命だと思ってます。

大好きな人に120%喜ばれるお花のオーダーメイド、あなたの生活スタイルにあった仏花、あなたの偲ぶ心を、お花通訳しております。

お花通訳の小黒の失敗話でした。




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